今回は、平屋を建てたいと思っているけど、屋根ってどうやって選んだらいいの?
結局、屋根について何に気をつけたら性能のいい平屋になるの?
そんな疑問を解決する記事になってます。
家を建てるにあたって避けては通れない屋根選びについて解説していきます!
結論から言うと、屋根材のオススメはガルバリウムです。
また、シンプルな平屋を目指すなら、片流れや切妻の屋根形状がオススメです。

屋根面積の広くなる平屋の屋根選びは2階建てよりも重要!
家の性能に大きく影響してくるよ!
屋根の素材(屋根材)について
屋根に使われる素材には様々なものがあります。
ぞれぞれの屋根材の特徴を見ていきましょう!

まずはそれぞれの屋根材の特徴を知ろう!
スレート
まず、一般的に使われる屋根材としてスレートがあります。
スレートのメリットはなんと言ってもコストが安いこと。
そして、スレート材自体が軽いので、地震に強いということもあげられます。
ただし、素材が弱く15年程度でメンテナンスが必要になってくるので、その分のコストも考えておきましょう。
安い素材を選んでもメンテナンスでコストがかかるという失敗は、屋根に限らず注意しておきたいところです。

初期コストが安くてもメンテナンスに費用がかかるので注意。
軽さはメリットになるけど、強風に飛ばされやすいというデメリットもあるよ!
瓦
瓦は古くから使われている屋根材になります。
断熱性が高いので、夏場に家の中が暑くなりにくいというメリットがあります。
さらに、60年程度はメンテナンスが不要。
しかし、屋根材自体のコストが高いため初期費用が掛かるのがデメリットです。
また、スレートと違って重さがあるので、耐震性は比較的劣ります。

初期コストは高いけど、断熱性と耐久性があるが大きなメリット。
その重さで地震の被害を受けやすいので注意!
ガルバリウム
最近増えてきたのがガリバリウムの屋根です。
ガルバリウムはスレートよりもさらに軽量で、耐震性に優れています。
見た目もシンプルで、初期コストも安く、取り入れやすい屋根材になります。
また、30年くらいはメンテナンスも不要です。
デメリットは、軽量なだけに素材が薄く、断熱性能が低いことです。
特に平屋の場合は断熱性能が大切になってくるので、しっかり対策を考えることが必要です。
ガルバリウムはその薄さから、雨の音が家の中に聞こえやすいという面もあるので、屋根の断熱材を工夫することも考えましょう。

デザイン面も機能面も優れたガルバリウム。
断熱性が気になるので、採用する場合は対策を考えよう!
平屋に適した屋根材は?
代表的な屋根材を紹介しましたが、結局どれがいいのか悩んでしまいますよね。
平屋におすすめの屋根材は、ガルバリウムです!
平屋は2階建てに比べて屋根までの距離が近いので、見た目に屋根が大きく影響します。
ガルバリウムはシンプルなデザインを目指す人にぴったり。
さらに、おしゃれな緩い形状の屋根にするなら、雨漏り対策としてもガルバリウムがオススメです。
デメリットである断熱性の低さを解決するために、我が家では屋根の断熱材の厚さを2倍にしました。
2階のない平屋においては、屋根の断熱性が家全体に影響してくるので、屋根の断熱材を少なくとも標準の2倍にしてもらいましょう。
ちなみに、色は好みの問題になってきますが、我が家では少しでも熱を反射するようにシルバーのガルバリウムを採用しました。
もともとシルバーは好きな色なので、デザイン、機能性ともに満足のいく屋根になりました。

最近のガルバリウムは性能も上がってるよ!
見た目も性能も、ついでにコスパも良いガルバリムはシンプルな平屋づくりにぴったりだね!
屋根の形状について
次の屋根の形状について見ていきましょう。
それぞれの形状の特徴を解説します。

屋根の形状で雰囲気はガラッと変わるよ。
デザインだけじゃなくて、性能面もしっかり理解しよう!
屋根の形状による雨漏りのリスク
屋根の形を考えるとき、どうしてもデザインが好みのものを選びたくなります。
デザインも大切ですが、雨漏りのリスクについてしっかり考えておくことが必要になります。
雨漏りのリスクの低い形状としては、切妻、寄棟などがあります。
特に切妻屋根はシンプルな構造で、雨漏りしにくく、コストも安い屋根形状になります。
逆に、雨漏りのリスクの高い形状には、片流れ、陸屋根があります。
片流れはおしゃれなイメージですが、片方に雨が集中して流れるので、雨漏りのリスクがあります。
陸屋根に関しても屋上が平で雨水が残りやすく、雨漏りのリスクが高くなります。

雨漏りは家の寿命にも大きく関わるよ。
修理費も安くないから、屋根形状に合わせてしっかりと対策をしよう!
屋根の勾配について
次に屋根の勾配による違いを見ていきましょう。
最近は屋根の勾配を緩くした、おしゃれなデザインの家が増えてきています。
見た目も大事ですが、勾配を緩くするほど雨水が残りやすく雨漏りのリスクが上がります。
つまり、デザイン面から屋根の勾配を緩くしたい場合は、その分雨漏りしにくい屋根材を使うなどの工夫が必要になってきます。
例えばスレートや瓦には隙間があり、雨漏りのリスクが上がってしまいます。
それに比べてガルバリウムは隙間が少ないので、勾配の緩い屋根にしたい場合に選ばれることが多いです。
それでもやはり、雨漏りのリスクは屋根の勾配に左右される部分が大きいので、デザインとのバランスが大切になってきます。

勾配が緩いほど、雨漏りのリスクが増えるんだね!
シンプルな平屋は勾配の緩い屋根が多いから、デザインとリスクのバランスをよく考えようね!
平屋に適した屋根の形状は?
見た目に大きな影響を与える平屋の屋根選び。
シンプルな平屋にオススメなのは勾配の緩い切妻屋根か片流れ屋根です。
切妻屋根の場合は、正面から見て手前と奥に屋根を流すことで、片流れ屋根や陸屋根に近い印象の平屋にすることが可能です。
片流れ屋根の場合も、好みにはよりますが、左右ではなく手前に緩く流すことで、陸屋根に近いスッキリとしたイメージに仕上がります。
我が家は緩い片流れ屋根で、家の正面に向かって低くなるよう設計しました。
勾配は緩いですが、ガルバリウムを屋根材に使っているので、スレートや瓦に比べると雨漏りのリスクは少なくなっています。
少し細かい話になりますが、屋根材の下にはルーフィングというシートが貼ってあります。
こちらも雨漏りを防ぐ大事な材料になるんですが、我が家では改質アスファルトルーフィングというものに変更してより雨漏りのリスクを抑えています。

陸屋根は雨漏りリスクが高いけど、陸屋根に近い形状ほどシンプルな外観になるよ!
勾配の緩い切妻屋根や片流れ屋根にしっかり雨漏り対策を施すことで、デザインと機能性を両立しよう!
屋根材選びの注意点はこれ! シンプルに暮らす平屋の屋根の話のまとめ
今回は平屋づくりにおける屋根選びについてでした。
平屋において屋根は、見た目にも機能性にも大きな影響を与えることが分かりました。
それらを両立するオススメはズバリ、ガルバリウムを使った勾配の緩い片流れ屋根、または切妻屋根になります!
シンプルな見た目と、機能性を両立した平屋を目指しましょう!
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